Japanese
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特集 肝癌治療のupdate
Ⅰ.非手術的治療法の適応と限界
1.肝細胞癌に対するマイクロ波凝固壊死療法の適応と限界
Place of microwave coagulo-necrotic therapy in management for hepatocellular carcinoma
奥田 康司
1
,
木下 壽文
1
,
斉藤 如由
1
Koji OKUDA
1
1久留米大学医学部外科
キーワード:
肝細胞癌
,
マイクロウェーブ凝固壊死療法
Keyword:
肝細胞癌
,
マイクロウェーブ凝固壊死療法
pp.1395-1399
発行日 1998年11月20日
Published Date 1998/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903432
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肝細胞癌に対するマイクロウェーブ凝固壊死療法(MCN)298例の治療経験を報告する.298例中92例が再発症例で,13例が臨床病期Ⅲの肝機能不良例,168例が多発例であった.腫瘍病期別の累積生存率には差は認められず,肝機能不良例,多発例に対する治療として有用であった.単発例で肝切除とMCNの予後の比較をしたところ,多変量解析にて腫瘍径が41mm以上の例では,MCNは有意に予後が不良であったが,腫瘍径40mm以下の例では肝切除とMCNで予後の差は認められなかった.
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