病院めぐり
大牟田市立総合病院外科
小野 崇典
pp.741
発行日 1998年6月20日
Published Date 1998/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903205
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三池炭坑で有名な大牟田市は福岡県の最南端に位置し,南は熊本県荒尾市に接し,西は有明海に面し,晴れた日には遠く島原の普賢岳が望めます.しかし,平成9年3月の炭坑閉山でかつては22万人近くいた人口は14万人となり,斜陽の兆しを見せ始めています.
当院は昭和25年大牟田市立病院として開設され,昭和60年には388床の臨床研修指定病院となり,平成7年5月には7階建てのベッド数400床の総合病院として移転新築されました.医師数52名,診療科は18科を標榜しており,久留米大学関連病院として福岡県南部地方の中核をなす総合病院です.外科は80床で,副院長を始め現在7名のスタッフで一般外科,消化器外科を中心として地域住民のニーズに応えており,平成7年からは血管外科にも対処できるように1名増員となりました.手術は常勤の麻酔医が4名いるため月曜から金曜まで午前,午後と組むことができます.外来日は月曜から土曜まで,内視鏡,超音波,造影検査は月曜から金曜までの午前中に行っています.また,水曜日の朝に抄読会,午後はX線,内視鏡読影会のあとに内科,病理医師とともに症例検討会,病理検討会を行っています.木曜日には外科症例検討会を行い翌週の手術症例の術前検討を行っています.また毎月1回近隣の病院との症例検討会を行い,互いに刺激しあい切磋琢磨しています.
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