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大牟田医師会—昭和双葉会の活動
原 寛
1
Hiroshi HARA
1
1原循環器科内科医院
pp.878-879
発行日 1990年10月1日
Published Date 1990/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900759
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大牟田市は,九州の福岡県の南端に位置する人口16万人の地方中都市である.現在,大牟田市には4つの公的病院と,17の私的病院,148の診療所があり,各々,地域医療に貢献している.この中で,地域の医療の未来に目を向け,自らの人間形成に強い意欲をもつ若手医師が集って作られたのが,大牟田医師会昭和双葉会である.設立は昭和57年4月1日であり,この時期は医療情勢が厳しくなり始め,また当市の社会,経済環境も悪化して来ており,医療機関の間に,将来に対する不安感,不透明感が広がりつつあった.
設立の目的は,「医療の未来を模索し,人間形成に努め,互いに医学および医術の研鑽に励み,協調と融和の精神をもって,地域医療の発展に寄与すること」である.やや抽象的ではあるが,その底には,若手医師の智恵とエネルギーを結集して,医師会など既存の組織に対して積極的に発言,参加していこうという思いがあったようである.
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