カラーグラフ 内視鏡下外科手術の最前線・42
肝・胆・膵・脾
膵仮性嚢胞胃開窓術
森 俊幸
1
,
杉山 政則
1
,
跡見 裕
1
Toshiyuki MORI
1
1杏林大学医学部第1外科
pp.669-675
発行日 1998年6月20日
Published Date 1998/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903191
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はじめに
膵仮性嚢胞は急性膵炎や慢性膵炎急性増悪後に発生し,腹痛などの臨床症状を呈することが知られている.膵仮性嚢胞の治療は従来外科医の手に委ねられてきたが1),現在,開腹手術に加え,endo-scopic interventionや腹腔鏡下手術などの様々な選択肢がある.本稿では筆者らが施行している胃内手術による膵仮性嚢胞胃開窓術の適応,手技のポイント,手術成績などについて述べたい.
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