Japanese
English
特集 早期直腸癌診療のストラテジー
経肛門的局所切除術(peranal local excision)のストラテジー
Strategy in peranal local excision
前田 耕太郎
1
,
丸田 守人
1
,
内海 俊明
1
,
佐藤 美信
1
,
奥村 嘉浩
1
Kotaro MAEDA
1
1藤田保健衛生大学医学部消化器外科
キーワード:
経肛門的局所切除術
,
低侵襲経肛門的局所切除術(MITAS)
,
直腸早期癌
Keyword:
経肛門的局所切除術
,
低侵襲経肛門的局所切除術(MITAS)
,
直腸早期癌
pp.419-424
発行日 1998年4月20日
Published Date 1998/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903146
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経肛門的局所切除術は,さまざまな局所切除術式のなかでも早期癌の根治性を損わない最も低侵襲な治療法として,さらに完全生検が可能なため切除した標本の病理組織所見で根治性を確認でき,不必要な腸切除を回避できる術式として特に有用である.経肛門的局所切除術のストラテジーを,従来行われている経肛門的局所切除術(従来法)と新しい開肛器と自動縫合器を使用した,より低侵襲な低侵襲経肛門的局所切除術(minimally invasive transanal surgery:MITAS)とを対比して,適応,手術手技について概説した.経肛門的局所切除はMITASにより,より低侵襲で全直腸の早期癌病変が適応となる手技に進展してきた.
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