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特集 総胆管結石治療の最前線—手技と周辺機器の進歩
腹腔鏡下アプローチ
Cチューブドレナージ
C-tube drainage following common bile duct exploration
板東 登志雄
1
,
北野 正剛
1
Toshio BANDOH
1
1大分医科大学第1外科
キーワード:
総胆管結石
,
Cチューブドレナージ
,
腹腔鏡下総胆管切石術
Keyword:
総胆管結石
,
Cチューブドレナージ
,
腹腔鏡下総胆管切石術
pp.337-342
発行日 2001年3月20日
Published Date 2001/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904402
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総胆管結石に対する腹腔鏡下手術の導入に伴い,胆道ドレナージ法の選択についても,従来,ほぼ一律に用いられてきたTチューブドレナージに代わり,Cチューブドレナージが広く用いられるようになっている.Tチューブ法は遺残結石が危惧される場合には必要な手技であるが,煩雑な手技,種々の合併症,長期入院を要するなどのデメリットがある.Cチューブ法では術後数日以内に抜去でき,遺残結石に対してもCチューブを通じての洗浄排石やガイドワイヤー挿入によって術後の内視鏡的切石を確実なものとしうるメリットがある.Cチューブ挿入によるデメリットはとくになく,腹腔鏡下総胆管切石術に限らず胆道手術後の胆道ドレナージ法として積極的に併施すべき有用な手技と考えられる.
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