Japanese
English
臨床報告・1
胃十二指腸動脈塞栓術が有効であった十二指腸憩室内出血性潰瘍の1例
A case of hemorrhagic ulcer in a duodenal diverticulum treated with arterial embolization
杉生 隆直
1
,
矢田 義比古
1
,
上平 聰
1
,
本多 祐
1
,
渡辺 一史
2
,
山口 大介
2
Takanao SUGIU
1
1津山第一病院外科
2津山第一病院内科
キーワード:
十二指腸憩室
,
出血
,
動脈塞栓術
Keyword:
十二指腸憩室
,
出血
,
動脈塞栓術
pp.1467-1470
発行日 1997年11月20日
Published Date 1997/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903037
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はじめに
十二指腸憩室は上部消化管検査によりよく発見される疾患であるが,その多くは治療を必要としない1).一方,十二指腸憩室内に潰瘍を形成し,これが大量出血の原因となることは稀ながら報告2)されている.
今回,筆者らは十二指腸憩室内潰瘍からの出血に対し,内視鏡的治療と動脈塞栓術(以下,TAE)を行い止血しえたので,治療法を中心に若干の文献的考察を加えて報告する.
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