Japanese
English
臨床報告・1
分離片肺換気下手術時における気管支破裂に対し肋間筋弁修復術を施行し救命しえた1例
A case of bronchial rupture due to double-lumen endotracheal tube repaired by intercostal muscle flap
櫻井 孝志
1
,
川原 英之
1
,
堀米 寛
2
Takashi SAKURAI
1
1川崎市立井田病院外科
2川崎市立井田病院呼吸器外科
キーワード:
分離片肺換気
,
double-lumen tube(DLT)
,
気管支破裂
,
肋間筋弁
Keyword:
分離片肺換気
,
double-lumen tube(DLT)
,
気管支破裂
,
肋間筋弁
pp.1471-1475
発行日 1997年11月20日
Published Date 1997/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903038
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はじめに
胸腔内手術時には現在double-lumen tube(以下,DLT)を用いた分離片肺換気が一般的である1).しかし,時にDLTによる気管・気管支破裂も認められ,適切な対応が必要とされる.今回,筆者らはDLTによる左主気管支破裂に対し,肋間筋弁による修復術を施行し,救命しえた1例を経験したので,若干の文献学的考察を加え報告する.
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