増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
疾患からみた内科エマージェンシー
消化器疾患
出血性胃・十二指腸潰瘍
山口 芳美
1
,
高橋 寛
1
,
藤田 力也
1
1昭和大学藤が丘病院消化器内科
pp.307-309
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907144
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ポイント
●消化管出血患者の循環動態は流動的であり,全身管理を含めた治療を心掛ける必要がある.
●消化管出血の治療には,純エタノール局注法,ヒーター・プローブ法,クリップ止血法などがあるが,それぞれの止血機序を熟知しておかなければならない.
●再出血をきたしやすい病態を念頭に置いて,治療に臨む.
●予想される合併症については,十分な配慮が必要である.
●止血困難例においては,外科手術のタイミングを逃さないようにする.
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