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特集 消化器外科領域におけるメタリックステント
胃疾患に対するメタリックステント
胃癌に対するSEMSを用いた内視鏡的ステント留置術
Endoscopic stenting for gastric cancer using SEMS
奥脇 秀一郎
1
,
鈴木 博昭
1
Shuichiro OKUWAKI
1
1東京慈恵会医科大学内視鏡科
キーワード:
endoscopic stenting
,
metallic stent
,
QOL
Keyword:
endoscopic stenting
,
metallic stent
,
QOL
pp.1403-1407
発行日 1997年11月20日
Published Date 1997/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903025
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切除不能または不適応の胃癌6例に対し,SEMSを用いたendoscopic stentingを施行した.その内訳は胃全摘術後吻合部再発4例,切除不適応の噴門部癌2例であった.使用したステントとその症例数は,通常のSEMS 2例,covered-type(以下,C-SEMS)が4例であった.stentingは安全,確実に行われたが,1例にingrowthを認め,C-SEMSによるstentingを施行した.食事摂取は5例は5部粥から全粥摂取が可能となった.stenting後の食道への逆流による食道炎が問題となるが,performans statusが良好な症例には積極的にstentingを行い,QOLの向上を図るべきと考えられた.
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