今月の主題 内科医のためのInterventional Radiology
血管系のInterventional Radiology
血管形成術
下肢閉塞性動脈硬化症に対するIVR—メタリックステント
吉川 公彦
1
,
打田 日出夫
1
,
前田 宗宏
2
,
西峯 潔
3
1奈良県立医科大学放射線医学
2日生病院放射線科
3国立奈良病院放射線科
pp.1073-1077
発行日 1996年6月10日
Published Date 1996/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905133
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ポイント
●メタリックステントはステント自身が拡張力を有するself-expandableタイプ,バルーンによって拡張させるballoon-expandableタイプに大別できる.
●PTA後の残存狭窄,elastic recoil,内膜解離,偽動脈瘤,PTA後の再発例がステント留置の適応となる.
●メタリックステント留置術は腸骨動脈の閉塞性動脈硬化症の治療に優れた効果をあげているが,下肢については有用性が確立しておらず,今後の研究により適応が明らかになり,発展・普及すると考えられる.
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