Japanese
English
臨床報告・1
横行結腸癌肝転移切除後に腹膜,リンパ節転移再発を再切除して長期生存中の1例
A long survival case after reresection of transverse colon cancer recurrence to peritoneum and lymph nodes
望月 能成
1
,
安井 健三
1
,
小寺 泰弘
1
,
平井 孝
1
,
加藤 知行
1
Yoshinari MOCHIZUKI
1
1愛知県がんセンター消化器外科部
キーワード:
大腸癌腹膜再発
,
下腹壁動脈周囲リンパ節転移
,
小腸間膜リンパ節転移
Keyword:
大腸癌腹膜再発
,
下腹壁動脈周囲リンパ節転移
,
小腸間膜リンパ節転移
pp.265-268
発行日 1997年2月20日
Published Date 1997/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902656
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はじめに
大腸癌の腹膜再発は多発することが多いため,切除の適応となることは少ない.そのため予後は不良である.今回,筆者らは横行結腸癌肝転移切除後に2度の腹膜再発を切除して長期生存中の1例を経験した.本症例においては腹膜再発巣から下腹壁動脈周囲リンパ節と小腸問膜リンパ節に転移を認めたが,ともに切除可能であった.下腹壁動脈周囲リンパ節への転移についてはこれまで検索した文献上では報告はなく非常に稀であると思われた.
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