Japanese
English
臨床報告・1
注腸X線にて遡及的検討が可能であった表面陥凹型腫瘍(Ⅱc+Ⅱa型)起源の大腸進行癌の1例
A case report of advanced colon cancer from superficial colon neoplasm with a central depression retrospectively evaluated on roentgenologic findings
竹政 伊知朗
1
,
吉川 宣輝
1
,
柳生 俊夫
1
,
三嶋 秀行
1
,
西庄 勇
1
,
竹田 雅司
2
Ichiro TAKEMASA
1
1国立大阪病院外科
2国立大阪病院臨床検査科
キーワード:
大腸癌
,
表面陥凹型腫瘍
,
遡及的検討
Keyword:
大腸癌
,
表面陥凹型腫瘍
,
遡及的検討
pp.269-272
発行日 1997年2月20日
Published Date 1997/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902657
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はじめに
大腸癌の自然史において,これまで無茎性隆起病変が進行癌への主経路であると考えられているが,表面陥凹型腫瘍は,隆起型腫瘍とは異なった発育進展様式をとり,大腸癌への重要な経路と考えられるようになった1).今回筆者らは,注腸X線による遡及的検討により表面陥凹型腫瘍(ⅡC+Ⅱa)から2型進行癌へと推移したと考えられる1例を経験したので報告する.
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