Japanese
English
臨床報告・1
坐骨直腸窩類上皮肉腫の1例
A case of epithelioid sarcoma of ischiorectal fossa
秋森 豊一
1
,
荒木 京二郎
1
,
杉本 健樹
1
,
高野 篤
1
,
松浦 喜美夫
1
,
円山 英昭
2
Toyokazu AKIMORI
1
1高知医科大学第1外科
2高知医科大学第1病理
キーワード:
類上皮肉腫
,
坐骨直腸窩
Keyword:
類上皮肉腫
,
坐骨直腸窩
pp.923-926
発行日 1996年7月20日
Published Date 1996/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902354
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はじめに
類上皮肉腫は1970年,Enzinger1)によりはじめて提唱された疾患概念で,組織学的には上皮様細胞の結節状増生が特徴である.若年成人の四肢,とくに上肢遠位側の軟部組織に好発し,切除後もしばしば再発を繰返し,比較的経過は長いが,最後には肺転移などにより死の転帰をとる予後不良の疾患である.
今回われわれは診断,治療に苦慮した坐骨直腸窩発生の類上皮肉腫の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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