病院めぐり
公立小浜病院外科
服部 泰章
pp.778
発行日 1996年6月20日
Published Date 1996/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902326
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当院は明治16年1月に県立小浜病院として創立され,昭和30年に小浜市,上中町,名田庄村の3市町村による組合立病院となって現在に至りました.113年余の歴史を持つ全国自治体病院の中でも有数の由緒ある病院で,若狭地方の医療の中核となっています.平成5年に新本館建設と第2,第3病棟の改修工事が完成し,翌年にはMRI,DSA,ライナックも導入されて高度医療が可能となりました.診療圏の人口は約5万人,診療科は16科で,許可病床は一般271床,精神科100床など合計406床ですが,看護婦不足でフル稼働できないのが悩みの種です.
外科のスタッフは福井副院長以下4名で,そのうち1名は卒後研修として当院に赴任しています.外科の入院患者数は消化器疾患を中心に40人前後です.手術だけではなく内視鏡や造影検査をはじめ各種のIVRもなるべく自分たちの手で行うことによって,患者や家族との信頼関係の確立に努めています.
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