Japanese
English
特集 消化器癌手術における皮膚切開と術野展開の工夫
肝臓癌手術—肝臓癌に対する肝右葉切除術
Useful methods on right hepatectomy for hepatocellular carcinoma
加藤 紘之
1
,
高橋 利幸
1
,
奥芝 俊一
1
,
西部 俊哉
1
,
本原 敏司
1
,
道家 充
1
Hiroyuki KATO
1
1北海道大学医学部第2外科
キーワード:
皮膚切開
,
術野展開
,
下大静脈靱帯切離
,
マイクロウェーブ
,
CUSA
Keyword:
皮膚切開
,
術野展開
,
下大静脈靱帯切離
,
マイクロウェーブ
,
CUSA
pp.1447-1451
発行日 1995年11月20日
Published Date 1995/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407902133
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肝切除,とくに肝右葉切除に際する皮膚切開と術野展開の工夫について述べた.皮膚切開については肋軟骨の切離とリトラクターの使い方がポイントになり,下大静脈面が直視できるような展開が必要である.術野展開の工夫については,間膜切離,脈管処理に際し,良視野下の確実な手術操作がポイントであり,とくに右肝静脈の露出に先立つ下大静脈靱帯の切離法に精通する必要がある.さらに肝実質切離を進めるにあたっては,マイクロウェーブとCUSAを併用した明視野下の脈管・胆管処理が肝要である.
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