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特集 自動吻合器・縫合器を使いこなす
自動吻合器・縫合器を用いたJ-pouchによる回腸肛門管吻合術
Ileal J-pouch anal canal anastomosis with double stapling technique
山村 武平
1
,
荘司 康嗣
1
,
楠 正人
1
,
柳 秀憲
1
,
野田 雅史
1
,
池内 基浩
1
,
宇都宮 譲二
1
1兵庫医科大学第2外科
キーワード:
回腸肛門管吻合術
,
double stapling technique
Keyword:
回腸肛門管吻合術
,
double stapling technique
pp.1285-1289
発行日 1994年10月20日
Published Date 1994/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901649
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大腸全摘術(proctocolectomy)の適応となる疾患には,大腸腺腫症(AC)および潰瘍性大腸炎(UC)が挙げられる.これらは良性疾患であり,しかも患者は若年者に多く,外科治療には良好なquality of lifeと長期にわたる治療効果が要求される.これらの条件を満たす大腸全摘術後の再建術式として,回腸肛門吻合術(以下,IAA)と回腸肛門管吻合術(以下,IACA)がある.これは一重に自動吻合器や縫合器の進歩によるところが大きく,肛門機能を温存しつつ手術することが可能となる.IACAでは少量の粘膜が残存するものの,手技的にはIAAより容易である.本稿では,この術式について詳しく述べた.
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