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特集 自動吻合器・縫合器を使いこなす
自動吻合器・縫合器を用いた低位前方切除術—Double Stapling Technique
Double stapling technique for low anterior resection
斎藤 幸夫
1
,
沢田 俊夫
1
,
洲之内 広紀
1
,
武藤 徹一郎
1
1東京大学医学部第1外科
キーワード:
低位前方切除術
,
double stapling technique
,
縫合不全
Keyword:
低位前方切除術
,
double stapling technique
,
縫合不全
pp.1279-1283
発行日 1994年10月20日
Published Date 1994/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901648
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Double stapling techniqueによる吻合は,リニア型縫合器で直腸断端を閉鎖し,肛門より挿入した環状吻合器にて断端閉鎖ステイプルを打ち抜き完成する.本法による吻合は術野の汚染が少なく,迅速で確実に行われる.使用される器械の特徴をよく把握し,実際の吻合における各ステップ(巾着縫合,アンビル挿入,断端閉鎖,本体挿入,打ち抜き部位,本体抜去,dog ear処理など)を理解しておくことが肝腎である.吻合に際しては,生じうるトラブルに対する処置の知識と技術が必要とされる.
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