連載 最新の手術器械を使いこなす・6
自動吻合器・自動縫合器
今本 治彦
1
,
塩崎 均
1
,
塩田 充
2
,
星合 昊
2
1近畿大学医学部第一外科学教室
2近畿大学医学部産科婦人科学教室
pp.1268-1273
発行日 2002年10月10日
Published Date 2002/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904761
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自動吻合器や縫合器の開発・改良は,手術を容易に,また正確にし,術式をも変えようとしている.また開腹手術だけではなく,内視鏡下手術においてもより有用性を増しており,患者のQOLの向上に大きく寄与していると思われる.しかし器械による吻合自体は誰もが一定に行えるが,吻合前後の状況を適切につくり出すことが大切であり,取り扱いを十分に熟知し,上手に行うことが縫合不全や狭窄のリスクを減らすものと思われる.
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