Japanese
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特集 食道癌治療への集学的アプローチ
食道癌手術の補助療法—化学療法と放射線治療
Adjuvant therapies combined with surgical treatment for esophageal carcinoma
中野 達也
1
,
西平 哲郎
1
,
森 昌造
1
1東北大学医学部第2外科
キーワード:
食道癌
,
化学療法
,
放射線療法
,
強力癌化学療法
Keyword:
食道癌
,
化学療法
,
放射線療法
,
強力癌化学療法
pp.1157-1161
発行日 1993年9月20日
Published Date 1993/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901243
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食道癌は他の消化管の癌に比べ予後不良であり,進行癌においては,手術療法に加えて放射線療法や化学療法などの補助療法が施行されている.食道癌のほとんどは扁平上皮癌で中等度の放射線感受性があり,従来より術前または術後照射として行われてきたが,近年は術後に化学療法との併用で行われることが多い.全身療法である化学療法は,Cisplatinの登場により,近年その比重が高まっており,これを中心として多剤併用の形で行われている.食道癌の予後はn因子により大きく規定されるため,われわれは治癒切除症例に対して,n因子に基づいた術後合併療法を施行している.本稿では,その内容と最近の遠隔成績を中心に述べた.
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