食道癌の化学・放射線療法

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1　周術期化学療法や根治的化学放射線療法，緩和的化学療法・放射線療法など，食道扁平上皮癌では各病期で化学・放射線療法の果たす役割が大きい．

2　0期は内視鏡治療と化学放射線療法が，I～III期までは手術と化学放射線療法のいずれも根治治療として選択可能である．全身状態に応じて耐用性のある治療を柔軟に選択することが重要である．

3　免疫チェックポイント阻害薬の有効性が食道癌に対しても確認された．IVb期に対して2020年には二次治療として，2022年には一次治療として承認され，食道癌の治療は大きな転換期を迎えている．