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特集 Up-to-date総胆管結石症治療
腹腔鏡下手術(3)—経胆嚢管的総胆管結石砕石術—パルスダイレーザーを用いて
Laparoscopic management of common bile duct stone via the cystic duct using Pulsed dye laser
万代 恭嗣
1
,
大友 裕美子
1
,
窪田 敬一
1
,
照屋 正則
1
,
伊藤 精彦
1
,
渡辺 稔
1
,
豊田 宏之
1
,
出月 康夫
1
1東京大学医学部第2外科
キーワード:
腹腔鏡下胆嚢摘出術
,
経胆嚢管的総胆管結石砕石術
,
minimally invasive surgery
,
パルスダイレーザー
Keyword:
腹腔鏡下胆嚢摘出術
,
経胆嚢管的総胆管結石砕石術
,
minimally invasive surgery
,
パルスダイレーザー
pp.889-895
発行日 1993年7月20日
Published Date 1993/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901200
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腹腔鏡下胆嚢摘出術と組み合わせた総胆管結石に対する治療法として,minimallyinvasiveな面を活かして経胆嚢管的総胆管結石砕石術を行っている.細径ファイバーや専用シースの使用,第5番目のトロッカーの挿入などの工夫により,経胆嚢管的総胆管へのアプローチが可能となった.さらに,胆嚢管を通過しにくいような大きさの結石に対しても有効に結石の摘出ができるようパルスダイレーザーを用いている.本レーザーは個体のみを破砕するため,安全なレーザーであり,操作性もよい特徴を有する.これまで5例に本法による砕石術を施行し,4例で有効な砕石が得られた.手技的問題点がいくつか残されているものの,本法は総胆管結石に対する有用な治療法と考えられる.
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