特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅶ.検査,保存的処置と薬物療法
5.PEIT
藤本 隆史
1
,
真島 康雄
1
,
谷川 久一
1
1久留米大学医学部第2内科
pp.278
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901026
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近年,肝癌に対する新しい内科的治療法として経皮的エタノール注入療法(percutaneous eth-anol injection therapy:以下「PEIT」)が行われるようになり,その有用性が確立されてきた1,2).PEITの合併症の出現頻度は少ないが,報告されている3).表1は当科でのPEITの合併症の頻度である.合併症の予防を目的にPEIT時に使用される薬物を中心に,当科で行われているPEITの実際を述べる.
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