臨時増刊特集 エコー法の現況
Ⅱ 診断と治療への応用
B 腹部エコー法
31.肝疾患—限局性(良性)
真島 康雄
1
,
谷川 久一
1
1久留米大学医学部・第2内科
pp.2278-2282
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220067
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検査の手順とポイント
超音波検査では,術者の術中の鑑別診断への意識が最も大切である.要するに肝全体をくまなく,良好な画像で透視する必要があり,そのポイントは,
(1)プローブはできるだけ固定して一定のスピードで動かす.
(2)肋弓下走査では,プローブを肋軟骨に常に接しているようにして持ち,肺活量の検査時のごとく深吸気させ,呼気時もブラウン管から目を離さない.
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