発行日 2001年1月1日
Published Date 2001/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2001149277
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甲状腺・副甲状腺に対する経皮的アルコール注入療法は,一部を除いて未だ確立した治療ではない.現在,明らかに治療効果がはっきりしていて,かつ治療効果が5年以上続くのは,殆ど嚢胞性(90%以上)の甲状腺良性結節である.次に,ヨーロッパ特にイタリア・デンマークで報告されているのが甲状腺良性充実性結節,特にプランマー病である.一方,その他の疾患として,一部の施設で有用性が報告されているのは,甲状腺癌術後局所再発・バセドウ病術後再発・副甲状腺疾患(二次性副甲状腺機能亢進症)であるが,手技が困難で合併症も多く,更に根治治療が現在望めない
©Nankodo Co., Ltd., 2001