特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅴ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法
29.血友病および類縁疾患
西野 正人
1
,
吉岡 章
2
1奈良県立三室病院小児科
2奈良県立医科大学小児科
pp.220-221
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901002
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血友病
血友病は血液凝固第Ⅷ因子(血友病A)もしくは第Ⅸ因子(血友病B)の量的質的異常による凝固障害症で,軽度の打撲や外傷により関節内出血,筋肉出血,さらに頭蓋内出血などを発症,反復する.これらの出血や外科的処置に際して,第Ⅷ因子(F.Ⅷ)または第Ⅸ因子(F.Ⅸ)製剤の補充療法が基本的かつ有効である.現在,使用可能な凝固因子製剤は表1のごとくである1).
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