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特集 形成外科から学び取る
乳房切断後の乳房再建—腹直筋筋皮弁による即時乳房再建
Immediate breast reconstruction:Using rectus abdominis myocutaneous flap
西村 正樹
1
Masaki NISHIMURA
1
1東海大学医学部形成外科
pp.1321-1331
発行日 1992年10月20日
Published Date 1992/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900905
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乳房切断後の再建術は,従来,広背筋筋皮弁とシリコンインプラント,ティッシューエキスパンダーあるいは腹直筋筋皮弁などが用いられてきた.しかし,シリコンは製造中止になるとともに,乳房再建目的であっても使用不可能となった.1988年より,横軸型腹直筋皮弁(transverse rectus abdominismusculocutaneous flap=TRAM FLAP)あるいは縦軸型腹直筋筋皮弁を用いて,65例の即時乳房再建を行ってきた.以上の経験より,この即時乳房再建術につき,適応,筋皮弁の血行,手術デザインおよび一般的注意,手術手順,術後の注意点と代表的手術結果ならびに合併症につき詳細に述べた.
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