Japanese
English
特集 熱傷治療のトピックス
感染の予防とマネージメント—理学療法
Prevention and management of the infection:Physiotherapy
池上 敬一
1
,
島崎 修次
1
Keiichi IKEGAMI
1
,
Shuji SHIMAZAKI
1
1杏林大学医学部救急医学
pp.845-849
発行日 1991年7月20日
Published Date 1991/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900470
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熱傷治療においては,創部感染対策の成否が予後を左右する.熱傷創部に対し非特異的で物理的な手段により,創感染を予防する方法を理学療法という.その目的は,創部への細菌の定着を防止すること,定着した細菌の増殖・侵入を阻止し局所感染成立を防止すること,そして創傷治癒過程を促進することである.本稿では,細菌の定着を阻止する病室やベッドの管理法,汚染され局所感染の可能性が高い創部を清浄化する温浴療法,そして壊死組織を保存的にできるだけ早く除去しようとする酵素的デブリードマンについて述べる.
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