特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から
賢血管性血圧高症
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上野 明
1
1山梨医科大学第2外科
pp.1657-1658
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900296
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近年における腎血管性高血圧(以下RVH)に関しては,大きく分けて二つの問題があるといえよう,一つは概念的問題で,腎動脈狭窄と高血圧の発症,維持機構に関する主として生理学的捉え方の問題であり,一つは腎動脈狭窄によるその側の腎の運命に関する主として病理学的捉え方の問題である.これは古い話であるGoldblattの病理学的見解とSmithの生理学的見解の差が内容を変えて臨床面において持続しているものといえる.
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