特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から
賢血管性血圧高症
内科から
中村 仁
1
,
松尾 博司
1
1埼玉医科大学総合医療センター第3内科
pp.1653-1656
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900295
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腎血管性高血圧症(renovascular hypertension,以下RVH)とは腎動脈になんらかの原因で狭窄病変が生じた結果,腎の灌流圧が低下し,レニン分泌が亢進して高血圧を発症する疾患である.狭窄を来す原因としては,中高年者では動脈硬化症(atherosclerosis,以下AS),若年者では線維筋性異形成(fibromusculardysplasia,以下FMD),若い女性では大動脈炎症候群のことが多い.
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