特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から
慢性膵炎・膵嚢胞
コメント
斎藤 洋一
1
,
竹山 宜典
1
1神戸大学医学部第1外科
pp.1528-1533
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900263
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
慢性膵炎は,良性疾患とはいうものの膵の線維化を主体とした進行性の病変であり,その成因や発生機序も今なお不明な点が多く,またその治療成績も必ずしも良くない.本症の病態は複雑多彩であり,内科的あるいは外科的治療手段の選択に当たって必ずしも一律に論じられないところがある.
ここでは自験例の概要を述べると共に,厚生省難治性膵疾患研究班による全国集計や研究治動の実績をふまえて,前二篇の論文に若干追加する.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.