特集 保存的治療の適応と限界—外科から,内科から
胆石症
内科から
岡田 周市
1
,
大藤 正雄
1
1千葉大学医学部第1内科
pp.1489-1493
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900253
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
超音波をはじめとする画像診断の発達,集団検診や人間ドックの普及,さらには人口の高齢化などにより,近年,胆石症が増加している.また,体外衝撃波結石破砕療法や内視鏡的胆石除去術など,胆石症に対する保存的(非手術的)治療法の最近の進歩はめざましく,胆石症の治療に大きな変化をもたらしている.しかし,胆石症の病態は多様であり,個々の症例に対し手術療法を含めてどのような治療法を選択するかについて,十分に一致した見解が得られない場合がある.そこで,現時点における胆石症の保存的治療の適応と限界をさまざまな観点から検討し,明らかにするものである.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.