特集 肝転移―治療戦略と画像診断
座談会
肝転移―治療戦略と画像診断
荒井 保明
1
,
南 学
2
,
杉原 健一
3
,
岡田 周市
4
,
板井 悠二
5
1愛知県がんセンター放射線診断部
2東京大学医学部放射線科
3東京医科歯科大学外科学第2
4国立がんセンター中央病院肝胆膵内科
5筑波大学臨床医学系放射線医学
pp.540-552
発行日 1999年7月15日
Published Date 1999/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900081
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板井(司会) 本日は異なる立場の4人の先生をお招きし,“転移性肝癌の治療戦略と画像診断”をテーマに座談会を企画しました.肝転移の治療は切除,全身化学療法,動注化学療法などを中心に成績の向上が見られていますが,単にsupportiveな療法を選んだほうがよいこともあるなど,判断はなかなか難しいようです.そこで,肝転移治療の問題点を愛知県がんセンターの症例を基に具体的に討論しようと思います.症例は本特集の企画者である荒井保明先生に大腸癌肝転移を中心に5例を用意していただいており,簡単な病歴とKey imageはあらかじめお知らせしてあります.これらの症例の治療に関して皆さんのご意見をスライドを見ながら伺い,討論したいと思います.それでは荒井先生,よろしくお願いします.
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