Japanese
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外科医の工夫
早期大腸癌の術中部位診断に関する経内視鏡的clippingの有用性について
Endoscopic clip-marking for the intraoperative detecting of early colonic cancers
古川 敬芳
1
,
原 壮
1
,
谷口 徹志
1
,
高橋 敏信
1
,
所 義治
1
Hiroyoshi FURUKAWA
1
1清水厚生病院外科
pp.1035-1036
発行日 1990年8月20日
Published Date 1990/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900168
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はじめに
各種診断法の進歩により早期大腸癌の症例が増加しており,その治療法に関しては,適応を選べば内視鏡的ポリペクトミーまたは局所切除にて良好な成績であることが報告されている1〜8).一方,手術的にポリペクトミーを行う場合,あるいは内視鏡的ポリペクトミー後に再切除を行う場合,その部位の同定にしばしば難渋する1,2).
われわれは,最近開発された内視鏡クリップを用い術前マーキングを行うことにより,大腸ポリープの局所切除およびポリペクトミー後の追加切除の際の位置の確認に有用であったので報告する.
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