Japanese
English
臨床報告
副腎仮性嚢胞の1切除例
Adrenal pseudocyst; Report of an operative case
金平 永二
1
,
川浦 幸光
1
,
青山 剛和
1
,
太田 安彦
1
,
西東 康夫
2
,
田中 功
3
Eiji KANEHIRA
1
1済生会石川総合病院外科
2済生会石川総合病院泌尿器科
3済生会石川総合病院内科
pp.1029-1033
発行日 1990年8月20日
Published Date 1990/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900167
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
副腎嚢胞は稀な疾患であり,外国での報告はおよそ300例を数えるにすぎない1).そのうち仮性嚢胞は40〜60%を占め,副腎嚢胞のなかでは最も多い.本邦における副腎仮性嚢胞の報告は自験例が27例目である.初期の報告では剖検例が多かったが,最近は超音波検査等で偶然発見され,手術されることが多くなってきた.
われわれは,人間ドックの腹部X線検査および超音波検査所見にて偶然発見された右副腎仮性嚢胞の1切除例を経験したので,若干の考察を加え報告する.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.