Japanese
English
臨床報告
筋ジストロフィー患者の十二指腸潰瘍穿孔の1例
A case report of perforated duodenal ulcer in a patient with muscular dystrophy
鹿野 奉昭
1
,
雷 哲明
1
,
赤松 稔
1
,
野田 尚一
1
,
家永 睿
1
,
加藤 哲男
1
Tomoaki KANO
1
1国立別府病院外科
pp.763-765
発行日 1990年6月20日
Published Date 1990/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900123
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はじめに
消化管穿孔による急性腹膜炎は日常よく経験され,その診断はさほど困難ではない,著者らは筋ジストロフィー患者に十二指腸潰瘍穿孔による急性腹膜炎を経験し,術前診断に苦慮した.手術適応の参考となる筋性防御がまったく出現しなかったことがその原因である.日頃あまり経験することのない筋ジストロフィー患者の腹膜炎手術について若干の文献的考察を加えて報告する.
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