腹部良性疾患に対する外科治療の最前線
胃・十二指腸潰瘍穿孔
江川 智久
1
,
清水 正幸
,
三原 康紀
,
西谷 慎
,
半田 寛
,
伊藤 康博
,
船曳 知弘
,
山崎 元靖
,
北野 光秀
,
長島 敦
1済生会横浜市東部病院 消化器外科
キーワード:
胃潰瘍
,
十二指腸潰瘍
,
腸穿孔
,
腹腔鏡法
,
網
,
胃穿孔
,
大網充填術
Keyword:
Duodenal Ulcer
,
Intestinal Perforation
,
Laparoscopy
,
Omentum
,
Stomach Ulcer
pp.19-22
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016089686
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胃・十二指腸潰瘍穿孔(perforated peptic ulcer:PPU)は消化器外科医が比較的多く遭遇する急性腹症の一つである.そのため,その疾患概念,診断と治療選択,治療方針,手術手技には十分に精通する必要がある.PPUは腹膜炎となり,消化器外科医が手術を中心として診療にあたることが多い.本稿では診断と治療選択にも触れ,代表的な術式である腹腔鏡下大網被覆術について解説する.
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