Japanese
English
臨床報告
胆嚢内肝蛭症の1例
A case of fascioliasis in the gallbladder
斉藤 光和
1
,
斉藤 寿一
2
,
三浦 二三夫
2
,
竹森 繁
1
,
斉藤 進
3
,
斉藤 清子
4
Mitsukazu SAITO
1
1富山医科薬科大学医学部第2外科
2斉藤胃腸病院
3斉藤医院
4鶴岡地区医師会庄内地区健康管理センター
pp.759-761
発行日 1990年6月20日
Published Date 1990/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900122
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はじめに
近年,人畜共通感染症が増加しているが,その一つとして肝蛭症があげられる1,2).本邦における肝蛭の人体寄生例は35例の報告3〜10)をみるにすぎない.今回著者らは,腹痛,嘔吐を繰り返し,腹膜炎の診断にて緊急手術を行い,摘出胆嚢の病理組織学的検索にて胆嚢内肝蛭症と診断した症例を経験したので報告する.
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