Japanese
English
臨床報告
保存的に治癒せしめた特発性食道破裂の1例と本邦107例の検討
A case of idiopathic esophageal perforation cured by palliative treatment
森 正樹
1
,
野田 尚一
2
,
鹿野 奉昭
2
,
加藤 哲男
2
,
大西 韶治
3
Masaki MORI
1
1九州大学医学部第2外科
2国立別府病院外科
3日出中央外科
pp.1709-1712
発行日 1982年11月20日
Published Date 1982/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208180
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はじめに
特発性食道破裂は,1724年Boerhaaveが初めて剖検例を報告したのに始まり,比較的稀な疾患である.本邦では,1935年吉田15)の剖検報告以来,1981年末まで106例の報告がある.本症の多くは外科的治療が必要とされ,保存的に救命し得た報告は少ないが,われわれは保存的治療例を経験したので,われわれが集めえた本邦106例とあわせて若干の検討を加えた.
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