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特集 新しい手術材料—特徴と使い方
局所止血剤
New hemostatic agents
中村 紀夫
1
Norio NAKAMURA
1
1東京慈恵会医科大学第2外科
pp.307-312
発行日 1990年3月20日
Published Date 1990/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407900049
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局所止血剤として多くの薬剤が用いられているが,最近開発された2種類の局所止血剤を中心として述べた.いずれも止血機構のなかで一次止血および二次止血の機序を利用したもので,従来の止血剤よりも優れた臨床成績が得られている.局所止血剤の位置づけは,圧迫,結紮,縫合などの基本的手技を十分に駆使し,なお止血が困難な場合や肝・膵などの実質臓器からのoozingで他に方法がない場合に用いるべきものであり,あくまでも補助的材料としての認識が必要である.さらに,それぞれの局所止血剤の特徴を十分に把握したうえで,どれを選択するかを決める必要がある.
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