Japanese
English
特集 術中の出血コントロールと止血のノウハウ
止血のための組織接着剤と局所止血剤の使用法
The clinical use of tissue adhesive sealant and topical hemostat
関 仁誌
1
,
宮川 雄輔
1
,
宗像 康博
1
Hitoshi SEKI
1
1長野市民病院消化器外科
キーワード:
組織接着剤
,
局所止血剤
,
シート状フィブリン接着剤
,
液状フィブリン接着剤
Keyword:
組織接着剤
,
局所止血剤
,
シート状フィブリン接着剤
,
液状フィブリン接着剤
pp.1423-1428
発行日 2004年11月20日
Published Date 2004/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101078
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要旨:最近の外科領域では繊細・緻密な手術手技を要求され,止血は最も重要な操作の1つである.動脈性の出血には外科的な結紮や縫合などの操作を要するが,静脈性あるいはoozing様の出血に対しては組織接着剤や局所止血剤が有用である.現在,臨床に用いられている組織接着剤および局所止血剤としては,シート状フィブリン接着剤,液状フィブリン接着剤,合成接着剤(シアノアクリレート系),コラーゲン製剤,酸化セルロース,ゼラチン製剤,トロンビンなどがある.本稿では組織接着剤と局所止血剤の概要を解説するとともに,主な製剤の使用経験を述べ考察を加えた.
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