病院めぐり
長浜赤十字病院外科
塩見 尚礼
1
1長浜赤十字病院外科
pp.470
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214509
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長浜赤十字病院は滋賀県の北部,長浜市と米原市からなる人口約16万人の湖北医療圏にある,492床の地域中核病院です.救命救急センター(3次救急),地域周産期母子医療センター,地域災害医療センター,第2種感染症指定病院,精神科を擁する総合病院であり,原子力災害拠点病院,県北部で唯一手術支援ロボットda Vinciが稼働,などが当院の特徴で,屋上にヘリポート,地上ではドクターカーを有して多発外傷,重症救急患者の治療をはじめ「救急患者を断らない」をモットーに診療を行っています.
当院は昭和7年4月に日本赤十字社滋賀支部病院長浜診療所として発足し,昭和12年12月に日本赤十字社滋賀支部長浜療院と改称,35床の病院として現在地に移転しました.昭和24年4月に長浜赤十字病院と改称,増改築を経て現在に至っています.外科の守備範囲は食道癌,胃癌,大腸癌をはじめとする消化管外科,肝癌,膵癌,胆道癌,胆石症などの肝胆膵外科,ヘルニア,腸閉塞,穿孔性腹膜炎,外傷などを含む救急外科,成人ヘルニア,乳腺外科,腹部大血管,シャントなどの末梢血管外科,鼠径ヘルニア,虫垂炎を含む小児外科,と多岐にわたります.昭和56年には滋賀県で1例目の生体腎移植が外科で行われた関係で,現在でも腎透析センターの管理を担当しています.
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