病院めぐり
市立長浜病院外科
東出 俊一
1
1市立長浜病院外科
pp.1389
発行日 2014年11月20日
Published Date 2014/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200121
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近畿地方の水がめ琵琶湖を中央に抱える滋賀県は,7医療圏から構成され,6か所のがん診療連携拠点病院があります.長浜市は滋賀県の北東部に位置し,古くから北陸地方と近畿地方との交通の要所として発展してきました.歴史的には,羽柴秀吉の最初の居城地として開け,江戸時代には大通寺の門前町としても栄え,現在もその街並みを活かした黒壁スクエアはガラス工芸を中心とした観光スポットとなっています.
市立長浜病院は,昭和19年に市の中心部に開設され,平成8年に市の郊外にある現在地に移転しました.病床数624床で,床面積がゆったりと設計された病棟です.標榜科は22で,内科,心療内科,内分泌・代謝内科,腎臓内科,血液内科,リウマチ・膠原病内科,呼吸器内科,呼吸器外科,消化器内科,循環器内科,神経内科,脳神経外科,外科,整形外科,形成外科,心臓血管外科,泌尿器科,皮膚科,小児科,眼科,産婦人科,耳鼻咽喉科,歯科,歯科口腔外科,麻酔科,放射線科,リハビリテーション科の診療科があります.北は福井県境,東は岐阜県境,西は琵琶湖に達する湖北医療圏に属し,対象人数約17万人の中核病院として,平成17年に地域がん診療連携拠点病院に指定されています.「人中心の医療」を病院理念として,平成10年には全国で26番目に日本医療機能評価機構の認定も受けています.
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