特集 あなたの病院はどうしますか? 2014年診療報酬改定が迫る「病床機能選択」「早期在宅復帰」のインパクト
【長浜赤十字病院の取り組み】意思決定に必要なデータを基に,適正な病棟再編を検討するプロセス
奥野 佐千子
1
,
中島 すま子
2
1長浜赤十字病院
2京都府看護協会
pp.751-755
発行日 2014年8月10日
Published Date 2014/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686103157
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長浜赤十字病院は医療圏内で唯一の三次救急を提供する病院である。同院が属する滋賀県湖北医療圏は,医師不足が深刻なエリア。同じ市内に公立病院もあることから,地域全体での適正な機能分化が求められている。同院では全病棟がバランスト・スコア・カードに取り組み,日本看護協会のDiNQL事業にもいち早く参加するなど,以前からデータに基づく意思決定が病院の文化となっている。本稿では診療報酬改定を契機に,適正な病棟再編・機能分化を目指すためのデータを基にした意思決定プロセスについて述べる。
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