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特集 ゲノム医学を外科診療に活かす!
癌種別・ゲノム情報の治療選択への活用
膵癌
Clinical application of genomic profiling data for the treatment of pancreatic cancer
金井 雅史
1
Masashi KANAI
1
1京都大学大学院医学研究科腫瘍薬物治療学講座
キーワード:
KRAS
,
リキッドバイオプシー
,
微小残存病変
Keyword:
KRAS
,
リキッドバイオプシー
,
微小残存病変
pp.197-201
発行日 2024年2月20日
Published Date 2024/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214442
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【ポイント】
◆KRAS野生型の膵癌患者では,4割近くにゲノムプロファイリングで治療標的となりうる遺伝子変異が見つかる.
◆リキッドバイオプシーではKRAS変異の検出割合が5割未満に下がるため,検査申し込みのタイミングに留意する必要がある.
◆ctDNAを用いた微小残存病変のモニタリングは,術後再発の早期診断や手術の適格患者の選別など,外科診療への応用が期待されている.
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