増大号 臨床医に伝わりやすい 検査報告書とパニック値報告の心得
6章 遺伝子・染色体検査
造血器腫瘍遺伝子検査
佐藤 優実子
1
1東京大学医学部附属病院検査部
キーワード:
造血器腫瘍
,
遺伝子検査
,
微小残存病変
,
MRD
Keyword:
造血器腫瘍
,
遺伝子検査
,
微小残存病変
,
MRD
pp.982-987
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543209431
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Point
●白血病や骨髄異形成腫瘍(MDS),悪性リンパ種などの造血器腫瘍では,病型に特徴的な染色体異常や遺伝子異常が認められる.
●造血器腫瘍の病型分類にはWHO分類が用いられ,2017年発行のWHO分類改訂第4版以降は,従来の形態学的特徴よりも染色体・遺伝子異常が重視されている.
●結果報告の際は,検査の各工程が結果に与える影響を理解した上で結果を解釈し,臨床医が理解しやすい報告書を作成する.
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