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特集 ゲノム医学を外科診療に活かす!
ゲノム医療の最新動向
ゲノム解析に適した手術検体の取り扱い
Handling of surgically resected material for genomic research
金井 弥栄
1
Yae KANAI
1
1慶應義塾大学医学部病理学教室
キーワード:
ゲノム解析
,
病理組織検体
,
ホルマリン固定・パラフィン包埋標本
Keyword:
ゲノム解析
,
病理組織検体
,
ホルマリン固定・パラフィン包埋標本
pp.138-143
発行日 2024年2月20日
Published Date 2024/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214430
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【ポイント】
◆手術標本より研究用組織検体を採取する際には,病理診断に支障をきたさないよう,出血・壊死巣を回避し,がん部・非がん部を採取する.
◆臓器摘出後,室温で30分以内あるいは4℃保管3時間以内に研究用組織検体を採取し,2〜3 mm角に細切して急速凍結し,液体窒素保管容器あるいは超低温槽に保管する.
◆ホルマリン固定・パラフィン包埋標本の品質は,固定までの時間・固定時間・ホルマリンの種類と濃度に依存する.
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