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特集 見てわかる! 下部消化管手術における最適な剝離層
悪性疾患の手術
腹腔鏡下(ロボット支援下)腹会陰式直腸切断術における剝離層の選択
Selection of the dissection layer in laparoscopic(robot-assisted)abdominoperineal resection
金光 幸秀
1
Yukihide KANEMITSU
1
1国立がん研究センター中央病院大腸外科
キーワード:
直腸切断術
,
自立神経温存
,
下腹神経前筋膜
,
肛門挙筋
Keyword:
直腸切断術
,
自立神経温存
,
下腹神経前筋膜
,
肛門挙筋
pp.1077-1082
発行日 2023年9月20日
Published Date 2023/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214234
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【ポイント】
◆直腸剝離の原則は,total mesorectal excision(TME)であり,癌の進行度,肉眼的な神経浸潤の有無などを考慮して,根治性を損なわない範囲で,排尿機能,性機能温存のため自律神経の温存に努める.
◆腹膜翻転部までの直腸授動では下腹神経,骨盤内臓神経,骨盤神経叢の自律神経系を壁側に付着させたまま温存する.そして,自律神経温存のためには後腹膜下筋膜から連続する下腹神経前筋膜を温存する層で剝離しなければならない.
◆腹膜翻転部より尾側の直腸後面と側壁の剝離では,低位前方切除術(low anterior resection:LAR)よりも剝離層を少し深くする.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年9月末まで)。
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