手術助手にはこうしてほしい
消化管領域 腹会陰式直腸切断術
赤須 孝之
1
1国立がん研究センター中央病院 大腸外科
キーワード:
開腹術
,
腸間膜
,
直腸腫瘍
,
腹腔鏡法
,
リンパ節郭清
,
直腸切除
,
直腸切断術
Keyword:
Mesentery
,
Laparotomy
,
Lymph Node Excision
,
Laparoscopy
,
Rectal Neoplasms
pp.55-60
発行日 2012年1月1日
Published Date 2012/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012100125
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Intersphincteric resectionが普及してきた今日においても、直腸切断術は高度に進展した下部直腸癌ではなお基本術式であり、最近では腹腔鏡を用いた術式も試みられている。本稿では、total mesorectal excision(TME)を伴う開腹腹会陰式直腸切断術、開腹側方骨盤リンパ郭清(側方郭清)、TMEを伴う腹腔鏡下直腸切断術について、「助手にはこうしてほしい」という観点から術式の要点を述べた。基本的には、第一助手の役割は術者がより容易に手技を行えるようカウンタートラクションなどの補助を行うことであり、第二助手の役割は手術がより容易にできるよう術野を作り上げることである。
©Nankodo Co., Ltd., 2012