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特集 神経・神経叢を極める—さらに精緻な消化器外科手術を求めて
上部消化管・コラム
胃切除術ではなぜoutermost layerが重視されるようになったのか
The clinical significance of the outermost layer in gastrectomy for gastric cancer
柴崎 晋
1
,
須田 康一
1
,
宇山 一朗
1
Susumu SHIBASAKI
1
1藤田医科大学総合消化器外科
キーワード:
outermost layer
,
腹腔鏡下胃切除
,
ロボット支援下胃切除
Keyword:
outermost layer
,
腹腔鏡下胃切除
,
ロボット支援下胃切除
pp.682-684
発行日 2021年6月20日
Published Date 2021/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213366
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はじめに
われわれは膵上縁郭清の際に,総肝動脈(CHA),脾動脈(SPA),左胃動脈(LGA)などの主要な動脈周囲には厚い神経線維の層とその外側にあるいわゆる「outermost layer」と呼ばれる至適な剝離可能層に沿った郭清手技を胃癌根治術の際の手術コンセプトとして重視している.本コラムでは,胃切除術ではなぜ「outermost layer」が重視されるようになったのか,「outermost layer」にまつわる色々をQ & A形式で答えながら考察する.
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